なかなか感謝が伝えられない!
組織に「感謝の文化」を根付かせたいーーこうした課題意識を持つ企業は少なくありません。
Collaのキャンディ機能は、この「感謝の文化」を根付かせるために生まれました。カジュアルに感謝の気持ちを伝えられるため、おかげさまで「社内で感謝の言葉が増えた」と評判です(ありがとうございます!)。
ただ、せっかくCollaを導入したのに「なかなかキャンディを渡すことができない」、「感謝をうまく伝えられない」という声も。その理由として特に多かったのが、「どういうときにキャンディを渡せばいいのかわからない」というものでした。
そこで今回は、「Slackで感謝をおくる」という利用シーンがイメージできない問題を解決するレシピをご紹介いたします。
なかなかあらためて感謝を伝えにくいという場合は、次のステップを意識してもらうと、より気軽に感謝を伝えられるようになるはずです。
ステップ1:「自分の仕事をサポートしてくれたこと」にキャンディをおくる
ステップ2:「成果を出してくれたこと」にキャンディをおくる
ステップ3:「1on1や社内会議での一言」にキャンディをおくる
少しでも多くの人が感謝の言葉を口にすることによって、結果として組織に「感謝の文化」が根付くーーキャンディをそうしたサイクル形成の一助としていただければ幸いです。
ステップ1:「自分の仕事をサポートしてくれたこと」にキャンディをおくる
トラックレコード内のキャンディ利用状況を調査したところ、目立っていたのは「自分の仕事をサポートしてくれたこと」への感謝という使い方でした。貢献内容が把握しやすく、なおかつ内容も他の人に伝わりやすいものであることから、もっともキャンディを使いやすい場面だといえます。
上記のケースでは、急遽発生した商談に対してフォローをしてくれたインターン生に対し、マネージャーの水上さんが感謝を伝えている場面です。「なかなかキャンディを使いこなせない……」という場合は、このように具体的なサポートに対してキャンディ機能を使うと、違和感なく感謝を伝えることができます。
もちろん、もっとカジュアルな場面でもキャンディは活躍します。上記は共同創業者である芹川さんが、Slack上で投げかけた質問に対して、リンクつきで回答してくれたメンバーに対してキャンディを送っているところです。このように、日常の気軽な場面でもキャンディをおくりあえるようになってくると、キャンディを使いこなしてきている感じが出てきますね。
ステップ2:「成果を出してくれたこと」にキャンディをおくる
誰かが明確な成果を出したら、キャンディを使って感謝を示してみるのもよいアイデアです。そうするだけで、「感謝の文化」はよりいっそう組織に根付いていきます。
この使い方は、特にマネージャー層にとってわかりやすいでしょう。むしろ、具体的な成果に対してキャンディをおくるほうが、やりやすいと感じる人もいるかもしれません。ただし、ここで1つ注意点があります。というのも、特にマネージャーがメンバーの成果に対してキャンディをおくる場合、どうしても「評価」というニュアンスが入ってくるからです。
もちろん、「評価」そのものが悪いわけではありません。ただ、感謝の文化を組織内で広めていくうえでは、あともう1つ工夫が必要になってくるでしょう。たとえば、「こんなにすばらしい仕事をしてくれて感謝しているし、ぜひみんなにも共有したい!」というメッセージをともに送れば、上司→部下の評価に閉じることなく、組織内での感謝の輪を広げることにつながります。
上記の場面では、共同創業者である野崎さんが、メンバーの西村さんに対してキャンディを送っています。具体的にどういった点に感謝しているのかを伝えつつ、「そのことをみんなにも共有したい!」という思いを乗せています。
また、上下関係のないメンバー同士が、それぞれの成果に対してキャンディをおくることも効果的です。
上の例は、ダッシュボードの実現に際して、PMのnakoさんがエンジニアの松尾さんに感謝の言葉を伝えているところです。トラックレコードは小さい組織ですが、それでも「この改修は誰が担当していたのか」「誰がどこで成果を出しているのか」など、自分が直接関わらないプロジェクトについては、しっかり把握できていないものも少なくありません。
だからこそ、心の底で感謝していることをあらためて言葉にすることで、感謝の輪は何倍にも広がっていきます。
ステップ3:「1on1や社内会議での一言」にキャンディをおくる
少し難易度は高くなりますが、もっと感謝にあふれる組織をめざすのであれば、「さりげなく自分や組織をサポートしてくれたこと」に対してキャンディをおくることも意識していくといいでしょう。
具体的な貢献や成果に対して、感謝の言葉を伝えることは比較的難しくないかもしれません。しかし、日々の会話やちょっとしたサポート、なかなか表に出てこないアクションに対して感謝を伝える文化が生まれてくると、組織として円熟味が増してきますし、メンバー間の信頼関係もさらに高まります。
上記はインターン生とマネージャーの水上さんが1on1をしたときの一場面です。自分自身の変化に気づき、それを引き出してくれた水上さんに対して感謝の気持ちを伝えています。
こちらはふたたび、PMのnakoさんが、エンジニアの松尾さんにキャンディを送っているシーンです。ミーティング中の貢献は、具体的な成果としてのかたちには残らないかもしれません。しかしそれが会議を発展させ、ひいては組織全体への貢献につながっていくのですから、そこを拾い上げて感謝を伝えられることは、組織としても大きな価値があります。
興味深いことに、ステップ3「さりげなく自分や組織をサポートしてくれたことに対してキャンディをおくること」を積極的にやっているメンバーは、「キャンディをたくさんおくった人」の上位に入るだけでなく、「キャンディをたくさんもらった」人の上位にも入っていました。
誰かのさりげない活躍に目を向けて感謝できるようになると、それだけ人に感謝されるような行動ができるようになる、ということが言えるのではないでしょうか。そういった人がたくさんいる組織をめざすうえで、Collaがその一助となれば幸いです。
おわりに
今回は、「キャンディがなかなか活用できていない」「キャンディで感謝の文化を築いていくためにはどうすればいいのか」という課題に対して、3つのステップに分けて実際の利用シーンをご紹介いたしました。
なかなかキャンディがおくれないときは、まず身近で具体的なところから、感謝の気持ちを込めつつキャンディをおくってみてはいかがでしょう。そしてキャンディをおくることに抵抗がなくなってきたら、ステップ2やステップ3を徐々に意識してみてください。
皆様によりよいキャンディライフが訪れますように!
これからもCollaをよろしくお願いいたします。