SmartHRの事業内容、働き方について教えてください。
平田理恵(以下、平田)さん:弊社は「well-working 労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。」をミッションとして掲げ、誰もが心地よく、健康に、そして幸せに働ける社会を目指し、テクノロジーと創意工夫で、日本の労働を一歩ずつアップデートしています。具体的には、クラウド型人事労務サービス「SmartHR」の開発・販売を行なっています。労務管理クラウド5年連続シェアNo.1、登録社数は50,000社以上です。
従業員規模は全社で913名で関西支社は約50名です。働き方は全社ではリモート6割・出社4割です。
平田さん、廣岡さんの簡単な自己紹介と、会社内での役割を教えてください。
平田さん:2021年3月入社です。CEO直下の総務ユニットに所属しオフィスファシリティ業務・社内制度見直し・インナーコミュニケーション促進業務などを行なっています。インナーコミュニケーション促進については、主に関西支社の促進業務を行なっています。急成長を遂げている弊社での変化に合わせ、メンバーが働きやすく各々のミッションにコミットしやすい環境作りをミッションとしています。
廣岡遼河(以下、廣岡)さん:2022年9月入社です。入社当時は関西二府四県の100〜500名規模のお客様の営業担当をしていました。今年7月より大企業様専門の営業部隊に異動し、お客様が納得感のあるシステム選定と導入後のサクセスを実現し、自社の売上に貢献すべく日々営業活動をしています。
Colla導入前の関西支社での課題は、所属・職種を超えたコミュニケーション
平田さん:導入前はコロナの影響もあり、リモートワーク中心でした。関西支社では毎日オフィスに出社しているメンバーが5名もいないという状態でした。全社的にコミュニケーションの取り方をどうするかが課題となっていました。関西支社も人数が40名を超えたあたりで顔と名前が一致しない、所属チームが違うとコミュニケーションを取る機会もないので人となりがわからない、チームの垣根を超えた円滑なコミュニケーションが生まれていないという課題がありました。
廣岡さん:普段関わらない他部署の方々がどんなパーソナリティを持っているのかをあまり知る機会がなかったため、コミュニケーションを取る際も仕事上の話だけになってしまっていました。少し壁がある関係性が課題であると感じていました。
Collaを知ったきっかけと導入トライアル
平田さん:Collaを知ったきっかけは弊社のインサイドセールスグループが無料版Collaを利用していたことです。弊社のコミュニケーションツールはSlackですので、活用しやすいと思いました。
導入トライアルでは、新たに交流用のチャンネルを1つ作り、全ての機能(シャッフル、キャンディ、デイリー、トリセツ、アンケート)を設定しました。
弊社はSlackのチャンネルが多いため、Collaチャンネルの注目を集めたり、盛り上がりを演出したりすることが狙いです。
Collaの利用推進方法と導入可否判断
どのようにCollaの利用を推進しましたか?
平田さん:関西支社では、各チームから集まった有志メンバー4名がインナーコミュニケーションを担当しました。
積極的にデイリーを発信したり、メンバーの投稿にリアクションを行ったりしました。またSlackを活用したオンラインでのコミュニケーションとは別に、部活やランチ会などオフラインでの交流会も合わせて実施しました。
Collaの導入判断はどのように行いましたか?
平田さん:トライアル1ヶ月経過した段階で関西支社メンバーにCollaについてのアンケートをとったところ、「普段自分がしない質問をしてくれることでメンバーの新たな一面を知れた」「キャンディ貰えると嬉しい」「雑談が楽しい」などポジティブな声が多く、実際にコミュニケーション活性が出来ていると感じたからです。
廣岡さん:キャンディーの送付数・デイリーの回答数など、数値としてコミュニケーションを取る数が増えたかがわかり、同時期にオフラインの活動もありました。トライアル以降、コミュニケーションを円滑に取れるようになったと感じたのが大きかったです。
Colla導入後の変化や効果。部署の垣根を超えたつながりが多く発生
平田さん:Colla導入後の変化としては、Collaの質問がきっかけで同じ趣味の人が盛り上がり、オフラインでのコミュニケーションが生まれました。
例えば最新コスメについて紹介し合うコスメ会や、支社メンバーでフットサル大会に出場したケースもあります。またそんなに多くないと思っていたゴルフプレイヤーも、いざ関西支社内ゴルフコンペに声かけしてみると16名もの参加エントリーがあったのには驚きました。結果、大雨で延期になり、未だ未開催の都市伝説イベントになっています……笑
定量面では、出社率が増加しています。
廣岡さん:気軽なイベントの呼びかけが円滑になったと感じます。例えばデイリーで、あるメンバーが「肉食べたい」と発したことに何名かが便乗して、次の日に焼肉を食べにいきました。営業・カスタマーサクセスと職種・チームが違う人たちが参加しました。オフラインでもオンラインでもコミュニケーションが活性化し、エンゲージメントやチームワークがアップしていると捉えています。
最後に、Collaの導入を検討している方に一言お願いします。
平田さん:Slackを主なコミュニケーションツールとして利用していて、リモートワークが多い企業様におすすめかと思います。オンラインのコミュニケーションはきっかけがないとなかなか取ることが難しいのですが、Collaはそのきっかけを作ってくれます。
導入の際は、Collaさんが勝手にすべてやってくれるわけではないので、Collaさんをより活用するためのメンバーが必要になると思います。弊社は有志メンバーがいたため問題なく運用できましたが、とりあえずやってみるだけでは浸透が難しいかもしれません。
廣岡さん:自部署以外の人とも関わりながら仕事を行う企業にとって良いサービスだと感じます。
推進チームが労力をかけたのは最初の2〜3ヶ月、そのあとはみんな習慣化していきました。
弊社はメリハリがある組織スタイルです。プライベートの人となりを知りつつ、人によっては部活をしたり、休日に会ったりする選択を自由にできるようになりました。Collaが入ることで、人となりがわかるようになり、選択できる場面が増えたと実感しています。